保育士から児童発達支援センターに転職したい【理解必須ポイント】

2021年4月2日

児童発達支援センター(もしくは児童発達支援事業所)は、主に未就学児である6歳まで子どもに保育(療育)を行う障がい児支援のための施設です。障がいのある子どもたちを専門とした保育園という風なイメージが近いかもしれません。

保育士の中には、保育に限らず福祉に対する関心が高い方もおり、児童発達支援センター(もしくは児童発達支援事業所)への転職を検討している方もいるかと思います。そのような方に向けて、具体的な働き方などをまとめてみました。

超基本!「児童発達支援センター」と「児童発達支援事業所」は異なります

児童発達支援センターという名称の方が馴染みがあるかもしれませんが、正確には児童発達支援センターと、児童発達支援事業所は異なる部分があります。

具体的には、児童発達支援センターは、児童発達支援事業所が行うことに更にプラスしたサービス提供をしています。

【児童発達支援「事業所」の特徴】

※下記は児童発達支援センターでも行うことです。

1.利用する子どもは通所することで保育(療育)を受けられる

2.保護者などの家庭への支援がある

【児童発達支援「センター」の特徴】

1.当センターを利用していない家庭も相談利用できる

2.障がい児が通う保育園へのサポートや助言を行う

3.医療的な支援を行う場合もある(※「医療型」と呼ばれる)

児童発達支援センターがより広範囲に対してサービス提供をしていることが分かります。なので、自分がどのような仕事をしていきたいのかをしっかり考えてから転職を考えることが大切だと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、児童発達支援事業所(センター)において保育士はとても重要な存在です。

児童発達支援事業所(センター)では、保育士の存在が欠かせない!

保育士の配置について、児童発達支援事業所及び、児童発達支援センターそれぞれで整理しています。

【児童発達支援事業所の保育士配置】

・障がい児10名まで2名の職員が必要

・職員は、指導員または保育士であり、そのうち一人は常勤であることが必須

【児童発達支援センターの保育士配置】

・保育士1人以上の配置が必須

・併せて、児童指導員も1人以上の配置が必須

・保育士と児童指導員は「障がい児の人数÷4」の人数以上必要(10名なら3人以上)

以上のように、児童発達支援事業所・児童発達支援センターどちらにおいても保育士の配置要件があります。児童発達支援事業所では、指導員のみ(指導員は資格不要)でも問題ないようですが、利用する保護者の気持ちを考えると、やはり有資格者である保育士の存在がとても重要になります。

では、具体的にどのような保育サービスを提供するのでしょうか?

児童発達支援事業所(センター)で提供する保育サービス

下記のようなことを目標に、保育(療育)を提供していきます。

・日常生活における基本的な動作ができるようになる

・知識や技能を習得していく

・集団生活に適応できるようになる

 ※医療型の場合は、身体障がいに対する治療も行いますが、看護師等が担当します。

目指す方向性は保育園での保育と大きく変わりませんが、児童発達支援事業所(センター)では、一人ひとりに発達段階を踏まえた個別性の高い保育・発達支援を行っていくことに特徴があります。

児童発達支援事業所(センター)での1日の流れ

児童発達支援事業所(センター)によってスケジュールは異なるようですが、下記の1例として記載しています。

8:30 送迎

9:30 健康チェック・自由遊びなど

10:00 朝の会・個別療育・集団活動

11:30 昼食・片付け・歯磨き

13:00 お昼寝

15:00 おやつ

16:00 自由遊び

17:15 送迎

もしかすると、今勤めている保育園と流れが大きく変わらないこともあるかもしれませんね。

児童発達支援事業所(センター)で働くメリット・課題点

児童発達支援事業所(センター)で働くことでのメリットや、事前に考えておきたい課題点を記載しています。

【メリット】

・一人ひとりの子どもに合わせた保育ができる

・障がい児の保育(療育)を学ぶことで、より多様な子どもたちに保育を届けられる

・障がい児保育(療育)は、まだまだ施設数等が不足しており、今後も必要とされる

【課題点】

・療育に関する知識を新たに習得していく必要がある

・子どもごとに全く違うので、異なるケアや支援計画を作る必要がある

・様々な専門職が同じ職場にいるので、保育園よりも高いコミュニケーション力は必須

児童発達支援事業所(センター)に関する参考情報

児童発達支援ガイドライン

(厚生労働省)

最後に、少しだけ宣伝をお読み下さい

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