保育補助の求人 ~保育士と保育補助の違いとは

2020年7月2日

今回のこのゆび保育コラム。保育補助と保育士の違いについて保育補助の求人や仕事内容の比較とあわせて解説していきます。

2つの意味「全体を補佐する保育業務」と「無資格で働く保育者」

実は保育補助という言葉には2つの意味があり、正確にはどちらも間違いではありません。一般的に保育補助というのは保育園における仕事の役割を表しています。しかし近年は都市部の保育士不足が深刻化したことで無資格でも保育園で働ける枠が大幅に広がり、最近では無資格で働く保育者のことを指すこともあります。 

保育士資格所有者の保育補助求人詳細はこちらから  

無資格で働きたい方の保育補助求人詳細はこちらから 


(※リンク先には、それぞれにあわせた働き方コラムも掲載しています)  

仕事内容における保育士と保育補助の違い

一般的に保育士業務というのは保育園における業務全般のことを言います。その為、クラス担任としての業務や保育日誌、指導案といった専門的な業務も含まれます。一方保育補助業務の場合は、クラス担任を補佐する仕事が多く、保育の主となるクラス担任と一緒に子どもの成長をサポート。清掃や製作の準備などの環境整備がメインの仕事を保育補助と表現することが多いです。 

転職を考えている際に重要な保育補助の仕事内容

保育士資格を所有している方で保育補助の仕事を探している方の多くは、正職員で働くには家庭との両立が難しく、勤務時間も早番・遅番が難しく土曜日勤務も出来るだけ避けたいという方だと思います。(主に子育てや介護中の方が特に多いですよね) 

 【勤務時間】【勤務日数】【保育園までの通勤時間】【時給】この4つが保育補助の求人では重要ポイントと言われていますが、最近は求人数が増えたことで保育補助の仕事内容の部分にも注目される方が増えてきました。 

A、社員保育士に近い形で子どもたちと積極的に関わりたい。 

B、製作準備や清掃など環境整備中心に保育園の求人を求めている。 

この辺りは別ページにて保育解説していきます。 

保育士資格所有者の保育補助詳細はこちらから  

保有資格における保育士と保育補助の違い

保育士と保育補助の違いは単純に保育士資格の有無です。保育補助の場合は保育園で業務を行うことは出来ますが、保育補助だけで子どもたちをみることは出来ません。あくまでも「補助」である為、保育士資格を所有している保育士が一緒にいる場合に、子どもたちの把握をすることが出来ます。このルールは「保育補助だけでは子どもを見ることができない」の為、早番や遅番の時など少数で保育をする際にも、保育士不在で子どもを受けいれていたら当然これは児童福祉法違反になります。また国が定める“保育士配置基準”の人数にも数えることは出来ません。 

(※認可保育園以外の場合は職員の配置基準のルールが変わります) 

認可保育園以外の場合は保育補助も職員カウントが出来る

認可保育園では国の保育士配置基準が決められているので保育補助は保育士としてカウントされないと説明しましたが、地域認定保育所や企業主導型では独自ルールがあり、その中で無資格の保育補助者も配置基準に影響が出ることもあります。下記の比較表を参考にしてみてください。 

どうして急激に保育補助の需要が増えたのか

待機児童の問題点は保育園が足りないことでした。しかし東京などの都市部では保育園を開園するには「建物」の問題があり園庭(室内遊戯室)がなくても公園を代替すればよい。室内面積の緩和などの政策を打ち出しました。(これが地域認定保育室などに繋がっている) 

しかし現在は建物が理由ではなく「保育士不足が理由」で新規開園が進んでいないのです。そこで認可園以外では独自の職員配置を定めたり、認可園でも保育補助に向けた補助金が制定されたりしているのです。 

保育補助を採用する為の独自制度 (東京の保育補助求人が多い理由)

保育士の仕事負担を減らすことで保育士の離職率を下げたり、潜在保育士を掘り起こそうとする考え方が近年多くなっています。そこで自治体によっては上限を決めて保育補助者を採用する費用を負担することで保育士の負担を減らす制度があったりします。また東京都では“保育補助者雇上支援事業”というものがあり、これらの制度を活用することで積極的に保育補助求人を東京の保育園では出すようになったのです。 

また上述のように日本最大の地域認定保育室が東京都認証保育所制度なので、この点も含めて保育補助求人は東京が最も多く出ているのです。 

認可園でも積極的に保育補助者の力を借りている (東京の自治体例)

認可保育園では無資格の保育補助者は保育士配置基準の対象にならないと説明しましたが、東京の自治体では「子育て支援員」や「みなし保育士」という表現を用いて保育園の運営に活用している例もあります。このような背景から主に東京都などでは保育補助の求人が増えているのです。今回は東京都が最もこの制度を活用しておりますので、東京を事例に解説していきます。 

このように無資格の方でも、今は“子育て支援員”や“みなし保育士”という職位で活躍している方がこの5年で大幅に増えました。小規模認可や企業主導型だけでなく、一般的な認可保育園でも自治体によっては、一時保育や早番、遅番の時間帯に有資格者と一緒に在籍することを条件にみなし保育士を1名までカウントしてOKなど、保育士配置基準にも影響をもたらしており、保育補助の求人も同様に大幅に増えています。この点については下記の別ページにて詳しく解説していきます。(Q&A形式でよくある質問にもお答えしています。) 

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(※リンク先には、それぞれにあわせた働き方コラムも掲載しています)  

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