保育士が心にゆとりを持って保育をするために（保育園アリス宿河原・古谷田園長）

いえ、実はさらにフリー保育士が3名、遅番早番シフトに入るパート保育士が2名、加えて清掃や用務専門の先生もいます。事務側では、園長の私以外に、主任・副主任・事務員がおります。もちろん、看護師の先生も1名います。
（※下表を参照）

やはり働く保育士の気持ちになったときに、心にゆとりがある状態で保育できることが大事だと思うからです。

例えば、少し体調を崩してしまったときに、もし1名担任ならば、きっと無理やり気持ちを奮い立たせて職場に来ると思います。また、複数担任だけで、フリー保育士が十分に配置されていないと「私が休んだら、もう一人の先生が大変になっちゃう。」と気を遣いすぎてしまうかもしれません。

複数担任に加えて、フリー保育士の先生もいることで「休むのは申し訳ないけど、自分の体調をしっかり直そう！」と思ってくれるかもしれません。

私自身、保育士として働いてきて、いろいろなことを感じてきました。なので、当法人の理事長に頼み込んで、この人員体制ができています！

複数担任やフリー保育士だけではなく、遅番早番の先生や、清掃をしてくれる先生、事務員の先生もとても大切な存在です。

担任の先生のシフト負担を減らすことや、いつも清潔な園内環境、細やかな事務的サポートなどがあります。それによって、現場の先生方はしっかり保育に集中できる環境ができると考えています。

当たり前といえば当たり前なのですが、全く同じ保育観を持った保育士だけで保育園を運営することは難しいです。

そのときに「〇〇先生の保育は違う！」と言うよりも「そういう考えもあるのね！！」というように、お互いに”ゆずりあい”の気持ちを持ちながら保育をしていくことが大事だと思います。

そういった姿勢を持つ職員が徐々に集まってきたことが、いまの保育園アリス宿河原の体制に繋がっていると思います。