保育士とストレスの関連性について【PART1】

2021年4月5日

保育士業務を考えるにあたり、どうしても並行して話題になるのが“ストレス”です。ストレスの理由は人それぞれではありますが、その中でも保育業界ではストレスを抱える内容には他業種と比較するといくつかに分類することが出来るとも言われています。では保育業界におけるストレスとの関連性について解説していきたいと思います。

保育士のストレスの9割は『人間関係』

保育士の離職理由の上位にも上がってくるように保育士は人間関係にストレスを抱えることが多いです。この人間関係は『保護者対応』『子どもとの信頼関係の形成』『職場の保育士との関係性』の3つに大きくわけられます。その中で今回は「職場の保育士との人間関係」に焦点をあててみましょう。

理不尽な力関係におけるストレス蓄積

いわゆる「パワハラ」という言葉が生まれる以前・・・具体的には10年以上前はよく『上司からの理不尽な対応』や『自己中心的な考え方の押し付けや発言』が負担になって心を病んでしまうという話をよく聞きましたが、保育士不足の都市部に関しては近年この傾向が少しずつ減少しています。これは「園長」「副園長」「主任」という役職についている方が一族経営の関係者であったりすると、当然発言力が強くなること。そして保育士の働き先が少ないなどの理由もあって『嫌だったらあなたが辞めればいい』という感じのニュアンスで対応されてしまうことが大きな要因と言われていました。他にも年功序列、派閥形成などと言ったことも当たり前のように行われていたのも大きな影響の一つでした。

ただ上述のようにこの問題については『保育士不足の地域』では解消傾向にありつつあります。それは園長も雇われであるということ。また園長、主任に問題があって一般職の保育士が退職するようであれば、指導対象であるということです。以前は要職が同族関係者であることで、経営者から守られる傾向があり、保育士が退職してもまた別の保育士を採用すればよいという考えがありました。しかし今は保育士の補充が難しく、また採用するには多額の費用も発生する。そこで保育園側も『離職防止』に対する意識が以前より強くなっているんです。

(明らかに園長にパワハラがあれば職員は直接本社に連絡など)

しかし、単園の社会福祉法人運営や保育士不足以外の地域ではこのような悩みを抱えている保育士さんは依然として少なくないようです。

複数担任制がもたらすストレス蓄積

複数担任の場合基本的に1年間は同じ保育士たちで過ごしていくことになります。同じクラスの保育士たちが同じような保育観であったり、相性がよければ保育内容も充実し、集団で子どもたちを見ていくうえでより大きな好影響を与えられます。しかしその逆だった場合、常に同じ空間で同じ時間を一緒に過ごすことになるので、毎日同じ空間で会話をすることは避けられません。当然こういう配慮はが行うものですが、保育には同じ選択や同じ答えがないので、どうしても保育観の相違は発生してしまうものです。また人間ですから保育以外の部分でも合う・合わないは発生します。その為にも若手保育士や新人保育士側もクラスリーダーや先輩保育士がどのような考えでクラス運営をしているのか。どのような性格なのかを理解した上で、その場に応じた動き方を心掛けていくことも必然的に必要となっていきます。

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保育士とストレスの関連性について【PART2】

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