保育士の転職に失敗する理由とは?転職を失敗しないための対策と注意点を解説 

転職を考えたことはありますか?まさに今、考えているところですか? 

保育士として、日々子どもと向き合いながら1日があっという間に過ぎていき、そんな中でも書類や保育の準備、行事…と、やることもたくさん。

ふと立ち止まって「このままでいいのかな?」「やりがい感じられている?」「ずっとここで働く?」自分に問いかけるように転職を考える人も多いのではないでしょうか。 

考え始めるきっかけとしてあくまでも一例ですが、様々な環境や状況で過る転職。 

慌てて行動する前に「ちょっと待った!その転職、本当に大丈夫?」 

失敗例も参考に、一度落ち着いて考えてみませんか?

保育士転職の失敗事例

転職を考えるきっかけとなる例として多いものに、“給与面が十分でない”“人間関係に悩んでいる”これらはかなり多いと思います。

給与面に関しては、保育業界では以前より話題にあがっています。「命を預かる仕事に見合う給与とは思えない」「業務量に見合う給与ではない」という声はよく聞かれます。 

また、労働環境の悪さも未だ聞かれます。残業が多い、休日出勤が多いなど業務負担を苦に感じている方も多いようです。

日常の業務に加えて何時間も残って仕事をしなければ終わらない、休日にも職場で仕事をしなければ終わらない、休日に法人独自の出勤日があるなど。振替休日(もしくは代休)がもらえる場合は良しと考えられても、そうではない場合もあるようです。

保育士の平均給与は年々上昇しており、また業務負担の軽減に取り組んでいる法人等も増えてきていますが、まだまだ悩んでいる保育士さんが多いのも現状のようです。

保育士転職の失敗の理由

全ての転職がうまくいくとは限らないことも現実としてあります。ここでは、せっかく転職したのに「こんなはずじゃなかった!」と失敗と感じてしまうのは、どんな理由があるのかを解説していきます。

〇給与や待遇面を、十分に確認してなかった

求人票などで確認をすることも多いと思いますが、基本給の額面に注目して良いと判断するのは「待った!」です。そこからどのくらい引かれるか、またどのような手当がつくのかを確認して手取りがどの程度の額になるのかをある程度イメージできるほうが良いでしょう。

賞与や退職金の有無も要チェックポイントです。賞与の場合は〇ヶ月と記載がありますが、基本給×〇ヶ月分でどのくらいの金額のイメージになるのかも見積もってみると良いですね。

また、残業がある場合(月10時間程度、など記載があると思います)は残業代がどのような扱いになっているのかもよく確認しておきましょう。残業が少ない印象でも持ち帰りの仕事が多いなどの可能性もあるかもしれません。

その他に、休日や休暇についてもチェックすべきポイントがあります。「週休2日制」と「完全週休2日制」です。同じように見えても扱いが違う場合があります。

完全週休2日制は、全ての週で週休2日であることが保障されます。土曜日に出勤がある場合には平日のどこかで休みが入る形となります。週休2日制と記載されている場合は、月に最低1週は2日休みがあるということで他の週の休みは1日のみという場合もあります。

土曜日の出勤がある場合は交代制なのか毎週出勤なのか、代休はあるのかも確認しておかないと、必ずしも土日連休とは限らないかもしれません。

夏季休暇や年末年始の休暇日数などもしっかり見ておいたほうが良いです。とくに夏季休暇については、取り扱いがない場合もあるので、有無と有る場合は何日取得できるのかも確認しておきましょう。

〇転職回数が多い

数年のうちに職場を転々とし、転職回数が多いと自分の条件以前に園側から不審に思われたり敬遠されてしまう可能性があります。これは保育業界に限ったことではないですね。

自身は理由があって転職しているつもりでも数年で職場を転々としている場合「周りと調和をとることが難しい人なのか」「飽きっぽいのか」など思われる可能性もあります。

ただし、しっかり事情を伝えることができれば法人側も納得することがあるので、事情がある場合は明確に答えられるようにすることが大切です。

〇園の方針などを確認していない

園の保育理念や保育方針を確認していますか?これは新しい環境で保育を行っていく上で重要なポイントではないかと思います。自分は「こういう保育がしたい!」と思いがあっても、入職した園の保育方針が概ねでも合致していないと自分の思いが叶わず不満が溜まっていったり、やりがいを感じられなくなっていってしまうことも考えられます。

中には保育理念は惹かれる文言が掲げてあっても実際の保育は程遠いものだった、なんてことも。しっかりリサーチすることも大切なことがわかりますね。そのため、応募の際は必ず配属予定の園に見学に行かせてもらうようにお願いしましょう。同じ法人であっても、園によって特徴はあるためです。

また、もし見学が難しい場合には「どんな園でもなんとかできる」という自信を持っておくことが大切です。ただし、副主任以上の役職者はその限りではありません。管理職は、会社側の人間なので、直前の配属変更や異動はどうしても発生します。役職につく場合はその辺りの心構えは大切になります。

〇現在の職場との比較ができていない

現状に不満があると他の園が良く感じられがちなので、冷静に比較することをつい忘れてしまうかもしれません。ですが、自分の希望条件や保育について大切にしたいこと譲れない部分などを明確にして現状と比較してみることも大切です。書き出してみて比較してみると、判断材料としてはより明確になるかもしれません。

全て満足できる転職先、というのは難しいかもしれませんがトータルで考えた場合に納得できそうかどうかを一旦冷静に考える作業も是非やってみてください。

転職を思い立ったら「早くこの状況から抜け出したい!」と転職活動を急ぎたくなる気持ちはよくわかります。ですが、状況から抜け出すことだけで次を決めてしまうと、実際に入ってみて「あれ?こんなはずでは…」と違和感や後悔を感じてしまうことにつながってしまうかもしれません。

保育士の転職を成功させる方法
前項の内容から、転職を成功させる方法としてポイントをお伝えします。

①転職の軸を明確にする

転職活動のスタートはまずここからです。優先順位を決めて園をピックアップしていくことから始めていきましょう。働く中で改善したいポイントは何か?その他に何が外せないポイントか?

一つだけの不満を次に求める条件としてしまうのは要注意です。では現状不満に感じていない部分は次の職場ではどうなのか?今より劣っていたとしても自分にとって妥協してもよい部分なのか?色々な角度から考えてみることをおすすめします。

②求人条件を詳細に確認する

求人票など書面で確認できる条件はしっかり確認しましょう。給与や賞与、手当などの金額面、休暇面、福利厚生など明記してあるかを見て、わからない所や曖昧な部分は担当者に確認するなど自身でもしっかりリサーチしながら活動を進めていけるとより良いと思います。

③働く方やエージェントなどの第三者の意見を聞く

転職活動にあたって、ハローワークで探したり、保育士の転職活動を支援するエージェントを利用する場合も多いと思います。相談個所によって必ず担当者がいると思いますので、条件等を含めてよく相談して実績などがあれば意見も聞くことができます。エージェント等の担当者は転職に関するポイントのアドバイスあったり、情報も豊富で心強いです。ただ、中には表現が曖昧だったりと必ずしも参考にできる話が聞けるとは限らない場合もあります。

④保育園の見学を行う

より参考材料を得るために大切なのが、園見学です。これに関しては必ず行ったほうが良いと思います。

実際に園に行ってみて自身で感じる園の雰囲気は最も参考になるポイントかもしれません。更に、保育面でしっかり見ておくべきポイントとして職員の表情や声のトーンや大きさ、立ち居振る舞いなど細かい点を注目してみると、どんな保育をしているのかが少し見えてくる場合もあります。あわせて園児の表情や仕草なども注目してみると良いと思います。

園見学の際の注意点は「疑ってみないこと」です。疑おうと思えば、いくらでもネガティブなことは見つけることができます。それよりも「〇〇な姿があったら、いいな!」というポジティブなイメージを持ち、それに合うかどうかを見学で確かめるのが大切です。自分の保育観や方針と合うか、ここで自分が思う保育を行っていくイメージができるかどうかを見極めることだと考えながら、興味ある園にはできれば複数、見学に行ってみてください。

保育士転職の失敗談

①Sさん(30代女性・保育士)

一つの保育園に10年以上務めてきたのですが、仕事量の多さや人間関係の難しさ、またそのような課題に明確な対応をしない法人に対する不信感などがあり、ずっと我慢をしてきたのですが、子どもが小学校2年生になり一段落したタイミングで転職を決めました。

転職活動では「人間関係で苦労しない園」を目指して進めていきました。ただ、仕事をしながらの転職活動だったので、平日休みをとって園見学に行くことができませんでした。実際は休もうと思えば休めたのですが、これまで休むことが申し訳ないと思っていたので、有休を申請できなかったのです。

なので、エージェントが「人間関係がいいですよ」とおすすめする園に転職することで決めました。実際に働き始めると、園長先生は穏やかでいい感じの人でしたが、現場では人間関係の対立があり、かなり難しい職場でした。園長はどうやら現場に関わらないスタンスらしく、その状況が改善される見込みは感じられませんでした。

Sさんは改めて「人間関係を大事にするなら、ちゃんと見学しておけばよかった・・」と考え、1年間はしっかり勤めることにして、転職活動をすることにしました。

②Tさん(30代女性・保育士)

もともと8年ほど公立保育園に勤めていた方です。公務員保育士ならではの異動の多さや、公立のかっちりと厳しい感じになかなか馴染めずに転職をしました。

しかし、就活をしたことがなかったので、転職活動のやり方が全くわからずに、求人サイトやエージェントにいろいろ問合せて、言われるがままに転職活動を進めてしまいました。

Tさんの中で、何を大切にするかを十分に考えられないままに、内定をいくつかもらい、その中で一番給与や福利厚生がよい保育園に決めました。もともと、公立保育園を目指したのも給与などの安定感を重視したためです。

しかし、その園の保育内容はTさんの想像と大きく異なり、いわゆる「大人都合の保育」が行われており大きなショックを受けました。その中でも、子どもたちに寄り添うことを大切に頑張ったのですが、転職1年目の10月頃に体調を崩し休職に入りました。ちょうど、園としてすごく力を入れている大きな行事が終わったあとに、ふっと気が抜けたタイミングでした。

休職期間中に、しっかり療養しながら、カウンセリングなども受けて、Tさんとして「子どもたちにしっかり寄り添える、ゆとりのある保育園で働くこと」が大事だと気づき、改めて転職活動を行い無事に転職先を見つけることができました。

このゆび保育での保育士転職成功談

このゆび保育では、保育者の方が「次の転職で大事にしたいこと」を尊重した保育園紹介サービスを行っています。また、紹介するほとんどの園で「保育見学」「園長面談」を実施できるようにしています。 

そのため、もちろん完全ではないですが、ある程度保育園や、園長の人柄がわかった上で転職先を検討していくことができます。下記に実際に利用した方の口コミ(感想)を記載します。※文章は転職後のヒアリングをもとに作成しています。 

①Mさん(20代女性・保育士)

自分でも独自に転職先を探していましたが、面接を受けた園の対応にどうも不信感を感じて、このゆびさんに問合せました。 このゆびさんからは2つの園を紹介頂き、いずれも園見学と、園長先生とのオンライン面談を手配してくれました。

そのうちひとつの園の園長先生と、私がやっていきたい保育について話したときに、とても共感できるところが多くて、そこに決めました。

働いて半年が過ぎますが「この園で保育できて楽しい」と思いながら保育できています!

②Yさん(20代女性・保育士)

私はもともと一般企業で事務職をしてましたが、保育士資格をとりました。人材会社を使いたかったのですが、いろんな評判があり、色々探していたところ、偶然このゆび保育をみつけました。

保育園は6つほど紹介頂き、そのうち4つの園に園見学と園長先生とのお話をさせて頂きました。中には1時間以上もお話をして頂ける園長先生がいて驚きました。

どの園もいい意味で特色があり、すごく悩みました。ですが、このゆび保育のエージェントの方は一度も急かすことなく「自分で結論出せるまで考えて下さい」と言って頂きました。

最終的には、そもそも私が保育士を目指したときの「こんな保育士になりたい」というイメージに一番近いことを話している園長先生の園に決めました。

初めての保育で悩むこともたくさんありますが、園長先生にはすぐ相談できて、その都度解決しながら少しずつ前に進んでいます。

このように、このゆび保育で、しっかり園見学と園長面談をすることで「安心感」を感じてもらいつつ、

人それぞれの大事にしたいことを尊重することで「ワクワク感」をもって転職できるようなサービス提供をしています。

気になる方は、まずは公式LINEからご相談ください。

最後に、少しだけ宣伝をお読み下さい

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

このゆび保育では、保育士に特化した転職サポートを行っています。
転職が多い保育業界では、きっと多くの保育士の方が「今度の保育園こそは、落ち着いて保育できますように・・・」と願っていると思います。

しかし、保育士の転職は、独特の事情(スピード勝負・タイミング命・最後は賭け!)であるため、実は転職の難易度が極めて髙い職業でもあります。

そのため保育に完全特化し、転職活動をする保育士の方が「安心して、転職が楽しみに感じられるサポート」を行っています。

似たようなサポートとの違い?

保育士が「安心して転職できる」を考え抜いたサポートです。
見学・面接に同行。あなたに合う園か?を一緒に考えます。
紹介する園は、見学ができる保育園のみです。

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